寅さんてこんな人だったの⁈
日本人として恥ずかしながら今さら国民的映画「男はつらいよ」を観ました
山田洋次監督の他の作品はいくつか観たことあるし
渥美清さんももちろん存じております
でも映画はなぜが観てなかったんですよね
観てなくてもなんとな〜くストーリーは知ってました
風天の寅さんが毎回マドンナに恋して見事にフラれるって話ですよね⁈
何故今さら観る気になったかと言うと
昨年NHKで寅さんの生い立ちから少年期をドラマ化してたんです
それを観て寅さんは複雑な家庭に育っても腐らずに心優しく育ってるんだと
毎回涙しました
そんな寅さんが大人になったらどんな感じになってるんだろうと
期待を持って観たのですが・・・
第1作が公開されたのは1969年
今から約50年も前、昭和も昭和
ドリフターズが放送され、ドラエもんが連載された年です
物語は約20年振りに寅さんが柴又に帰って来るところから始まります
私的には「少年寅次郎」の続きを観ている感覚
少年だった寅ちゃんがこんな大きくなって帰って来た!!
しかし帰って来て早々
妹さくらのお見合いをぶち壊し(ここまではいい)
それをさくらに責められたら
「兄に向かってなんて口を聞きやがる!!」さくらの頬をバチーン✴︎
えーーーーー
寅さん女性を叩いたよ!!
20年も音沙汰なくふらっと帰ってきてもう妹叩くの⁈
妹に何してんだって叔父さんに怒られたら
叔父さんとも取っ組み合い
おいおい、寅さんがいない間さくらを育ててくれた恩人にもその態度⁈
最後はバツが悪くなってまた家出
また家出⁈
てかすぐ家出し過ぎ!!
昭和は女性を叩くなんてありだったかもしれませんが
令和の時代に見るとビックリですね
コンプライアンスなんてない時代に作られてるから仕方ないですけど
寅さんは人情に厚いのは伝わったけど
こんなにも粗雑で口が悪いとは驚きです
でも国民的映画なんですよね
一作目だからかな、この先は愛しいキャラになるのかな
時代が違うと受け取り方も違うのかもしれない
入り口が現代に作った寅さんだったからかもしれない
言い訳になりますが内容はいい映画です
(倍賞千恵子が若くてすごく可愛かった)